ML-2 Metal Core (メタルコア)

   2016/04/28

遂に登場した新世代メタルデジタルディストーション

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メタル向けデジタルディストーションペダル ML-2

ML-2 Metal Coreは その名の通り、へヴィーなメタルに特化したディストーションペダルです。

どんどん低音化していくギターサウンドの流行にあわせ、7弦やドロップチューニングの低音にも対応するコンセプトのもと開発されました。

メタルっぽいコントロールパネルとラメの入った黒基調の筐体がML-2のクールなサウンドをよく表していてカッコいい。

ML-2自体はFZ-5 Fuzz、DN-2 DynaDriveとともに発売となったデジタル歪み系ペダル3兄弟の内の一つ。

この3機種が、今までRolandギターアンプであるCUBEシリーズやBOSSのマルチエフェクターで使われてきたデジタル技術COSMを使った初の歪みペダルです。

そういえばBOSSがML-2を含むこのデジタル三兄弟を出すまでに、およそ5年程は純粋な歪み系のペダルはなかったように思います。

ML-2、DN-2、FZ-5を含め、この後歪み系サウンドでも次々とデジタル系の新製品が出たことを考えると、この間はせっせと新世代のデジタル回路の開発にいそしんでいたのかもしれませんね。

ML-2のサウンド

メタルコアなんてかっこいい名に恥じない、全体的にメタル感のある低音重視なハイゲインディストーションサウンドとしてよくまとめられています。

ただハイゲインなだけではない金属的なツヤのある響きがクール

特にブリッジミュートをした時の ズン ズン とスピーカーが押してくる音圧感がよく出ているところが特徴的で、心地よい歪みサウンドを出すことができます。

そして歪ませてもノイズが出ない点はさすがデジタル。

その冷たさとノイズの少なさのためか、ML-2の音を初めて聴いた時は ” 潜る程に無音になっていく冷たい海に飛び込んだ ” ような、どこか非現実的な新鮮な感じを受けました。

ただ、キレイにまとまり過ぎているのか泥臭さがあまりなく、ダーティーなサウンドが欲しいメタラーには向かないかもしれません。

どちらかといえばクールでそつないサウンドが欲しいメタラー向きでしょう。

Lowはかなり低い周波数まで対応しており、7弦ギターやドロップチューニングでも無理なく効いてくれます。

Highは高音域というよりも音の硬さと倍音を調整するってイメージになっていますね。

Middleがないのがある意味弱点ですが、逆に言えばシンプルな分扱いやすい。

「 とりあえずメタルっぽい音が出したい! 」と思っている初心者にもオススメできます。

MT-2 MetalZoneとの比較

ML-2(以下メタルコア)が出た当初、一番気になったのはメタル系ディストーションの大先輩であるMT-2 MetalZone(以下メタルゾーン)との違いでした。

同じメタル系ディストーションでも、メタルゾーンは全体的にある程度は柔らかさやウォームさを感じる歪みサウンドで、ML-2 メタルコアの方はナチュラルに音が硬く冷たい印象

よりメタルらしい金属感を出せるのはメタルコアの方な感。

この辺はデジタルディストーションとアナログディストーションのキャラクターの違いも反映されているのかも知れません。

サウンドバリエーションの幅広さはメタルゾーンの方に軍配が上がりますね。

HighとLowの2バンドイコライザーに加え、パライコとしてのMiddleも持っているメタルゾーンに比べ、メタルコアはHighとLowの2バンドしかイコライザーを持ちませんから。

音作りの幅に関しては歪み系ペダルの中でも最強クラスのメタルゾーンと比べるのは少々酷だとは思いますけど。

ただ、メタルゾーンは1991年発売といささかもう古いですし、最近のメタルサウンドも視野に入れて設計されたメタルコアの方が、デスメタルやスラッシュメタルなど超重低音のサウンドにはマッチするのではないでしょうか。

ノイズ耐性の面では断然デジタル設計のメタルコアの方が有利ですし。

最終的には好みになりますけど、どちらも捨てがたい贅沢な悩みですね。

ML-2のライバルになりそうなほかの機種

特にメタルにこだわるのでなければ、メタルゾーンの他にもMD-2 Mega Distortion や ST-2 Power Stack もハイゲインサウンドも出せます。

どちらも重低音に特化したサウンドではありませんが、ハイゲインなサウンドが対応できるという意味では遠からず、って感じ。

そういう意味ではこれらも本機ML-2のライバルになりそうです。

MD-2 メガディストーションは設計的な意味(ゲイン倍率)でみると長らくBOSSコン市場最もハイゲインなディストーションのペダルの地位を占めています。

こちらはアナログのディストーション。

ST-2 パワースタックはその名の通り王道スタックアンプの音をシミュレートしたサウンドで、クランチ~ハイゲインサウンドまで使える幅広い守備範囲が魅力です。

こちらは本機ML-2 メタルコアよりも後に発売されたデジタルディストーション(というかアンプシミュレーターに近い?)で、見た目も結構ML-2 メタルコアと似ていますね。

ML-2 Metal Core レビュー・総評

実を言うとデジタル設計のメタルディストーションペダルってML-2が初めてではありません。

なんせデジタルメタルディストーションの大先輩MZ-2 Digital Metalizerがいましたからね。

そのMZ-2 デジタルメタライザーは少々高価だったためかあまり市場には受けず、短命に終わってしまいました。(販売期間1987年2月~1992年9月)

本機ML-2は2007年発売で今でも販売されていますから、なんとかそれなりの販売期間を築けています。

しかし、ポツポツ試奏して気に入って買う方も結構いらっしゃったいましたけど、正直販売数はそこまで伸びてはいない印象。

音作りの幅広さに定評のあるメタルゾーンとは対照的に、メタルコアはちょっとメタルサウンドに特化し過ぎてしまったためかもしれません。

メタル系のディストーションは他社もかなり力を入れている部分ですし、BOSSのディストーションは初心者向けなんてイメージが枷になっている部分もありそうです。

デジタルならではのローノイズさと硬質で冷たいサウンドはなかなか魅力的なのではないかと思うんですけども、そこがなかなか伝わらない…残念。

メタルゾーンの人気がある程度下火になっている今、本機メタルコアがBOSSコンの中で新しいメタル系ディストーションのスタンダードになれるか、まだまだこれからが見ものだと思います。

まぁ、管理人はメタルはやらないんでなんでもいいんですけどね(ハナホジー)

いやゴメンナサイメタラーでもないくせに偉そうにぐーたらとアレしちゃって。

国王だから!国王だから許して!ね!!

販売期間・スペック・仕様

販売期間
2007年2月17日~現行
製造国
台湾製
コントロール
LEVEL、DIST、LOW、HIGH
接続端子
INPUT、OUTPUT 、ACアダプター
消費電流
36mA
対応アダプター
PSA-100

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