16分・11フレーズのサンプリングが可能なサウンドオンサウンドペダル
本機RC-2 Loop Stationは弾いたフレーズをループさせ、更にリアルタイムで音を重ねられるサウンドオンサウンドペダルです。
ツインペダルシリーズとして先行発売されていたRC-20XL Loop Stationをコンパクトペダル化したものです。
画期的なペダルではありますが、さすがにBOSSコンにしては操作系が複雑で説明書の冊子は44ページにも及ぶ厚み。箱の中に収まらずフタがちょっと浮いてしまう系です。
お陰でコントロール部分もかなりスゴイことになっています。
慣れてしまえばサクサク使えるんですけど。
イラスト描くのが嫌で後回しにしたかった系。ここまでめんどくさかったのはTU-2 Chromatic Tuner以来かもしれません。
RC-2 Loop Station レビュー・総評
本機RC-2は2011年1月頃に廃番になり、一瞬「 あれ、もしかしてサウンドオンサウンドプレイ人気ってもう下火? 」と思われました。
が、安心してください。ちゃんと2011年の3月末頃に後継機種としてRC-3が発売となりました。
(同時にツインペダルのRC-20XLもRC-30にリニューアル)
そんなわけで本機RC-2の販売期間は4年4か月程度と結構短め。
しかしそれは不人気ではなく、単純にBOSSの進化のスピードが速すぎた、ってところですね。
最大録音可能時間16分・11フレーズのRC-2に比べ、RC-3では録音時間が最大3時間=180分で10倍以上になり、記録可能なフレーズ数は99に。
ほかにもステレオインにも対応したりUSBもついたり7セグメントLEDがついて視認性がよくなったりと大幅にパワーアップしています。
率直なところ、後継機種であるRC-3に比べるとRC-2はとても貧弱に見えてしまいます。
さらにその後、RC-3ほどの超ハイスペックが要らないってな方向けにお手頃価格の簡略版・廉価版 RC-1(最大録音時間12分)も発売。
ループステーションを本格的に使い倒したい人はRC-3、気軽・お手頃に楽しみたい人はRC-1と選択肢が用意されたため、正直本機RC-2は中途半端なスペック。
後継機種では最大録音時間や記録可能フレーズ数だけでなく、視認性・操作性も含め色々改良されていますし、無難に現行品のRC-3かRC-1のどちらかを選んだ方がよいでしょう。
販売期間・スペック・仕様
- 販売期間
- 2006年9月~2011年1月
- 製造国
- 台湾製
- コントロール
- LEVEL、MODE、PHRASE
- 接続端子
- INPUT、OUTPUT、AUX IN、ACアダプター
- 消費電流
- 50mA
- 対応アダプター
- PSA-100