RC3403ADBにスケルトンスイッチのビンテージOD-1
OD-1おじさんを名乗る読者の方から、クワッドオペアンプ RC3403ADBにスケルトンスイッチ個体のOD-1の写真をお寄せ頂きました!
全部で4期ある内のOD-1の中でも最も初期の個体ですよ!
うっひょ~!!テンション上がる!!!
皆さまにもこの感動を共有すべく、こちらでご披露させて頂きます。
本サイトのために貴重な個体の写真をいただけましたこと、重ね重ね深くお礼を申し上げます。
ありがとうございました!
OD-1 写真
当たり前ですけど、OD-1のハイフンが全角です!
「 OD-1 」じゃなくて「 OD-1 」です!ひゃっほい!
BOSSコンパクトエフェクター最初期の2つツマミ、シンプルなモデル名、銀ネジに全角ハイフン…
今の洗練されたルックスもいいのですけど、やはりこの頃の筐体のカッコよさは惚れ惚れとします。
そもそも最初の発売からすでに数十年経った今でも通用するデザインって、スゴイことですよね。
BOSSコンパクトシリーズ初のモデルであるOD-1においても、初期の個体にしか使用されていないスケルトンスイッチ。
印字が濃すぎて読み取りづらいですが、シリアルナンバーも見て取れますね。
裏パネルをあけたところ。絶縁用のシートから何から、現行品のBOSSコンとは全然違います。
底面にマジックテープが貼ってあるあたりからも現役バリバリで使われていることが伺えます。
足元にOD-1、憧れです。
手作り感スゴイです。っていうか、はんだ流しすぎです。
流しすぎて回路とは直接関係ない OD-1 って表記のところにまで乗っかっちゃってます。手作り工業製品らしくて面白い。
今やなかなか見かけることのないクワッドオペアンプRC3403ADBです。
実はRC3403ADB、オペアンプとしてはデリケートで故障率が高め。
管理人もRC3403が載ったTW-1 タッチワウ持ってたんですけど、なんか調子悪いと思ったらオペアンプが壊れてました。
今は適当なオペアンプで代用してますけど、もったいないなぁ、と思うところです。
初期個体OD-1 画像まとめ
寄せてくださったOD-1おじさん様によると、このOD-1は30年ほど前に先輩より譲ってもらってからの縁なのだそう。
今頃その先輩の方は悔しさにハンカチを噛んでいるかもしれませんね。
音は最近の歪み系ペダルの方がよほど良いと感じます、なんて仰いながらもちゃっかりOD-1を愛用しているようです。
確かに今時の音楽には今時の歪みペダル、現代のエフェクターの方が音としてはマッチするでしょうけども、やはり当時の歪みサウンドを出すには、当時のオーバードライブたるOD-1が一番なのではないでしょうか。
設計の古いエフェクターならではの苦労もまた、当時の音を楽しむ術の一つではないかと思います。
なんにせよ世界初のオーバードライブペダルにしてビンテージエフェクターの代表格であるOD-1の中でも最初期のこの個体。
ぜひこれからも大切にして頂きたいものです。
販売期間・スペック・仕様
- 販売期間
- 1977年11月~1985年7月
- 製造国
- 日本製
- コントロール
- LEVEL、OVERDRIVE
- 接続端子
- INPUT、OUTPUT、ACアダプター
- 対応アダプター
- ACA-100