TW-1 Touch Wah / T Wah(タッチワウ・オートワウ)

   2016/04/28

BOSS初のオートワウ TW-1

BOSS_TW-1_Touch_wah-タッチワウイラスト

モデル名変更前・Touch Wah表記のTW-1

TW-1はBOSS初のオートワウペダルにして、途中でモデル名が変わった数少ないモデルの一つです。

100種以上あるBOSSコンパクトエフェクターの中でもモデル名の変更があったのは数機のみで、珍しいことです。

発売当初はTouch Wahでしたが、途中からT Wahに変更されています。

BOSS_TW-1_T_wah-タッチワウイラスト

モデル名がTouch WahからT Wahに変更された後のTW-1

そして名称変更後のT Wahにも日本製と台湾製があり、台湾製ではモデル名の表記が少し大きくなるとか。

つまり、

初期:Touch Wah(日本製)

中期:T Wah(小ロゴ・日本製)

後期:T Wah(大ロゴ・台湾製)

の3つのバージョンがあるわけですね。

管理人の手元にあるのははT Wah表記で日本製、中期のものですね。

同時期に発売されたCS-1 Compression Sustainorと同じくフォトカプラーとミニトグルスイッチが使用されているのも特徴。

ワウペダルはVOXのV848を持っていましたけど、結局難しくて挫折したんですよね。

その後どうしてもコピーする曲でワウが必要になったときに中古で見かけ、「 バンドで使うから… 」なんて言い訳のもとつい買ってしまいました。

でも結局使ってません。

伝説のクワッドオペアンプ RC3403を使用!

BOSS-TW-1-RC3403A

マニアにはたまらないクワッドオペアンプ RC3403(壊れてるけど)

本機TW-1には、かの伝説の名機OD-1 OverDriveと同じクワッドオペアンプRC3403が使用されています。

自作でOD-1のコピー造る時とか、RC3403が必要な場合は格安のTW-1を探して取るって手も。

実物のOD-1は高価ですし、そもそも買う金があるならコピーせんで済むし。

ただ、後期のTW-1にはクワッドオペアンプではなくデュアルのオペアンプを2つ並べて使っているとか。

幸い画像の管理人が所持しているのもRC3403のもの…

でしたが、残念ながらオペアンプが死んでしまい、とりあえず代替品で他社製の3403をつけてます。

RC3403は結構デリケートで死にやすい模様。

タッチワウの回路とコイル、そしてノイズ

TW-1は回路的にはペダルワウの回路がそのまま入っている状態です。

そのためにはワウペダル同様コイルが入っており、ノイズを拾いやすいのが難点です。

TW-1の基板-コイルとオペアンプとフォトカプラー

TW-1にはコイルが実装されており、ノイズを拾いやすい。

T Wahを使う場合、ノイズが出やすいので置く場所に注意が必要。

ピックアップなんかもそうですが、コイルは非常にノイズを拾いやすいパーツなのです。

TW-1のサウンドとDRIVEツマミの使い方

ペダルの動きの部分はフォトカプラーというパーツを使い、ピッキングの強さによって疑似的にワウのペダルの動きが再現される回路を入れています。

ペダルタイプのワウではちょっと難しいような早いワウサウンドも手軽に出せる優れものです。

DRIVEスイッチのUPとDOWNはペダルの動きを表しており、

・UPの場合にはペダルを踏み込んだ状態から手前に引く動き=高音域の強調から低音域へ

・DOWNの場合はペダルを手前から踏み込む動き=低音域の強調から高音域へ

の動きになっています。

残るSENSEツマミとPAEKツマミでワウのえぐさを調整して、さぁレッツワウワウサウンド!

TW-1 タッチワウ レビュー・総評

BOSS-TW-1

TW-1のご尊顔。銀ネジカッコよす

コイルといいDRIVEのミニトグルスイッチといいフォトカプラーといい、とてもアナログライクで魅力的な機種です。

しかも銀ネジ。最高。

コレクションアイテムとしては可能であれば初期のTouch Wahが欲しいところではあるんですが、たまたまなのかレアなためか、管理人は初期Touch Wahの実物を一度も見たことがありません。

T Wahは結構見かける気がするんですけどね。

魅力的な機種とはいえ、実用性でいえば最新機種のオートワウの方が音の幅も広く多機能で扱いやすいですし、多用するようであれば新しい方がいいでしょう。

ただ、TW-1はビンテージエフェクター、もとい日本製・銀ネジ機の中では割と格安で手に入れやすい部類。

手軽に銀ネジやRC3403を使ったペダルが欲しい方には、BOSSコンコレクション入門用の機種としていいかもしれません。

オマケ

TW-1のネジ。なぜか菊ワッシャーが…

この記事用の写真撮る時に気付いたのですが、裏パネのネジになぜか一つだけ菊ワッシャーが噛まされています。

多分前のオーナーの方がバネワッシャーを一つだけ失くしちゃったのかな、と思ってたら、コメント欄にて他の個体もこうなっているとので情報を頂きました。

菊ワンシャーは喰いこんで傷がつくので本来内側につけるもの。

ですけど、恐らくは筐体と底板の食いつきをよくして導電性を高めるための措置かと。

外から来るノイズをアースに落とすために筐体はアースに落としており、底板もアースにつなぐためにあえてやっているのでしょう。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
1978年7月~1987年5月
製造国
日本製・台湾製 両方あり
コントロール
DRIVE、SENS、PEAK
MODE
DOWN、UP
接続端子
INPUT、OUTPUT 、ACアダプター
消費電流
6mA
対応アダプター
ACA-100

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コメント一覧

  1. 鈴吉 より:

    こんにちは。
    今日初めてのぞかせてもらいました。Bossのペダルの情報ありがとうございます。とても勉強になります!

    たまたまですが、うちにTouch Wah表記の #8200と#9300 ものが二台あります。
    開けてみると裏蓋と基盤の絶縁に#8200は茶色のバルカンファイバー、#9300は白いプラスティック。
    基盤はそれぞれ287Aと287Bになっています。数値は同じですがコンデンサなどの会社には違いがあります。
    インダクターは印字が違いますが同メーカーのもので製造時期の違いでしょうか。これでは大きく3つに分けるのは難しいですね(笑)
    DD-2なんかもよく言われている分類では分けきれない細かい違いが存在しますので、タッチワウもその口なんでしょう。

    記事の最後に書かれていた裏蓋を止めているねじの菊ワッシャーの件ですが、 #8200と#9300ともに一本だけ菊ワッシャーが使われていました。位置は本体を裏返し「Products of Roland」シールの左下になります。どうぞ前オーナーを疑わないであげてください!

    • 管理人 より:

      鈴吉さん、コメントありがとうございます!
      こんなサイトでも多少なりとも参考にして頂けているようで、恐縮です。

      当時からパーツ事情はいろいろあったみたいで、やはり第何期とかって分けるには細かい部分は目をつぶるしかないですね…
      ICで区切るか、基板とは関係なしにペダル側の大きなパーツの変更時期で区切るくらいしか手がないように思います。

      それよりも衝撃的だったのが、1個だけ菊ワッシャーが仕様ってお話ですね。
      よく考えてみたらアースの接触をよくするために菊ワッシャーかますのってよくある話っちゃ話でした。

      他のBOSSコンペダルではあまり見ないような気がしますが、インダクターがノイズを拾いやすいから外部ノイズ対策としてかもです。
      (管理人が気に留めてなかっただけで、他のペダルも菊ワッシャーだったり?)

      管理人所持のT-Wah、菊ワッシャーに位置気にしないで適当に戻しちゃった気がします。
      そわそわしてならないので、帰ったらチェックして左したの位置に付けなおします。

      貴重の情報ありがとうございました!

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