BOSS RV-2の豊富なモード郡と音
BOSS Digital Reverb RV-2の音を語るにおいてはずせないのが、6つのモードによるサウンドバリエーションの豊富さ。
各モードの働き、音についてわかっていないと使い方がわからず困ってしまいますから、軽く解説しておきましょう。
なお、RV-2本体の機能や特徴のレビューは別の記事にまとめておりますので、下記リンクからどうぞ。
モード1:ROOM / ルーム
奥行8メートルまでの小さ目の部屋での残響音をシミュレートしたリバーブです。
軽くナチュラルなリバーブサウンドが特徴的です。
モード2:HALL1 / ホール1
奥行15メートルまでの小さ目のホールでの残響音をシミュレートしたリバーブです。
モード3:HALL2 / ホール2
奥行が30メートル以上ある大きなホールでの残響音をシミュレートしたリバーブです。
奥が深く広がりがあり、自然な減衰感を持つサウンドです。
モード4:PLATE / プレート
プレートモードは金属的な響きを持つリバーブです。
とても明るく華やかで、高音域に特徴のあるサウンド。
クセが少なくサウンドとして扱いやすいため、スタジオ録音などでよく使われます。
モード5:Delay / ディレイ・パンニング
DDシリーズのようなデジタルディレイ単体のものに比べれば簡易的なものですが、RV-2にはデジタルディレイも搭載されています。
これが何気に優秀で、単体で使えばディレイとして使用でき、アンプを2台つないでステレオアウトにした場合ディレイ音が交互に出るパンニングとして使えます。
モード6:GATE / ゲートリバーブ
残響音がブツ切れになるような特徴的なサウンドをもつリバーブモードです。
特にドラムでよく使われますね。
例えばスネアドラムにかけた場合、叩いてから少しの間リバーブがかかった残響音が残り、ある時点でぶっつりと残響音が消えてしまいます。
個別に聴くと少し不自然な音ですが、うまく設定してあげれば連続で叩いた時に前の打音の残響音が次の打音にかぶらなくなるため、ふくよかでありながらキレの良いサウンドを演出できます。
言葉で説明しても難しいと思いますので、下記動画もご覧ください。
もともとはリバーブの後にノイズゲートをつないだ時に、ある程度減衰した残響音をノイズゲートがノイズと判断してしまい消してしまったため、残響音がぶっつりと切れてしまう現象から生まれたちょっと特殊なリバーブエフェクトです。
使いどころの難しいリバーブではありますが、継続的なフレーズのリズムに合わせるととても特徴のある印象的なサウンドになります。