前回、BOSSが初の他社エフェクターとのコラボ・共同開発で生まれたJB-2 Angry Driverをご紹介しました。
(その時の記事は → JB-2 Angry Driver アングリードライバー。)
でもそもそもコラボ元であるJHSのAngry Charlieがどんなディストーションかイマイチピンとこない方も多いかと。
管理人も以前評判を聴いてちょっと弾いたことがある程度ですが、せっかくなので軽くご紹介します。
Angry Charlieの前にJHSってどんなブランド?
JHSはアメリカはカンザスでハンドメイドエフェクターメーカーです。
2007年頃にJHSブランドを立ち上げたったの10年で世界的な知名度を獲得し、JB-2でBOSSとのコラボまでこぎつけました。
(2007年といえばちょうど管理人がエフェクターの自作にはまっていた頃。欲しいものだけガーッと造ってやめちゃったけどすっごいジェラシー。)
ホントマジですっごい嫉妬もしてますけどそもそもそんなレベルじゃないのは自覚してるし素直に敬服してます。
今後もぜひエフェクター業界を盛り上げてくださるといちエフェクターフリークとしては非常にうれしいです。
肝心のAngry Charlie
Angry CharlesはJHS中でも主力ともいうべき歪みペダルで、バージョンアップを繰り返しすでにバージョン3としてV3モデルが現行品となっています(※2017年11月現在)。
サウンドキャラクターとしてはロックギタリストにとってはド定番のMarshall JCM800を意識した王道ハイゲインディストーション。
モデル名であるAngry Charlie(アングリー・チャーリー)のチャーリーはMarshallの創始者である通称ジム・マーシャルのミドルネーム、チャールズから来ています。
怒ったチャーリー。
「 JCM800の音はもっと怒りに満ちたような激しいサウンドであるべきだ! 」
だとか
「 違う違う、本当のJCM800のサウンドはこうだ!チャーリーは怒ってるぞ~! 」
とかいう意味が込められているのでしょうか。とりあえず、関係ないところでジョブズはの今のAppleに怒っていそうではありますけれど。
ちなみに、よくジム・マーシャルといいますが、彼の本名はジェイムズ・チャールズ・マーシャル。JCM45の頃からMarshallアンプで型番に使われているJCMはジェイムズ・チャールズ・マーシャルのイニシャルJCMからきています。
管理人が試走した時のアンプの特性も手伝ってかもですが本家JCM800よりも安定してよく歪んでくれたような印象。確かにMarshallっぽいリッチで中音域の粘りのあるディストーションでとても好印象でした。
管理人自身はMarshall Guv’nor(ガバナー)が大好きでMarshallサウンド系のディストーションはわざわざ使おうとも思いませんでしたが、これはなかなかのヒット。
Angry Charles V3ではTreble、Middle、Bassの3バンドイコライザーも搭載しかなり細かいコントロールも可能。なお、さすがのBOSSでも2台分のツマミを全部載せる無理があってか、JB-2では3バンドイコライザーまでは再現されていません。
唯一気になるのはちょっと高価な点でしょうか……
(現在の価格は下記の通り。)
BD-2 ブルースドライバーも収まった2 in 1のJB-2より高い。しかしこのクラスのハンドメイドエフェクターなら妥当な価格かなと。
JHS Angry Charlieってどんなエフェクター?まとめ
- JHSは2007年にアメリカ カンザスで立ち上げられたエフェクターブランド。
- Angry Charlie自体はMarshall JCM800のサウンドを再現したディストーションペダル。
しかしまさかBOSSマニア共和国でBOSS以外のエフェクターを紹介する日がこようとは。や、やるじゃないかJHC。
「 ビッグマフゥー!早く来てくれーっ! 」と叫ぶクリリンの気分。
ともかく、BOSSとビッグマフが大好きな管理人個人としては次はぜひともBigMuffもコラボして頂きたいところです。