大ヒットした青いオーバードライブ ブルースドライバー
本機BD-2 BluesDriverは、発売以来絶大なる支持を集め大ヒットしたオーバードライブペダルです。
有名なところではBump of Chickenの藤原基央氏をはじめとするプロアーティストの愛用者が多く、発売当時は高校生ギタリスト達がこぞって買い求めていました。
ブルースドライバーなんて名前ですが、その実態は上記Bump of Chickenを筆頭にロキノン系のアーティストに人気のあるオーバードライブペダルです。
ロキノンドライバーと言った方がいいんじゃないかと思うほど。実際BOSS オーバードライブシリーズの正統の系譜であるODシリーズのOD-3 OverDriveよりも人気度の高いペダルです。
その人気の高さは社外でも多くモディファイされた点や、BOSSによるセルフモディファイシリーズ 技 – WAZACRAFT – シリーズにも選ばれた点からもうかがい知れます。
ブルースドライバー BD-2のサウンド
BD-2はウォームで柔らかさのあるふくよかな歪みサウンドを持っています。
明るく硬めのサウンドを持つSD-1 SuperOverDriveとは真逆のサウンドキャラクターといえるでしょう。
明るく軽快なSD-1、王道のOD-3、ダークなキャラクターの本機BD-2といった具合にうまくキャラクター分けがなされています。
ごく軽いクランチからナチュラルなオーバードライブサウンドはもちろん、ゲインMAXではディストーションに近い深さまで歪み、シンプルなコントロールながら広い音作りが可能です。
ただし、歪ませ過ぎるとなんだか変にボトムが効いたブワブワとしたサウンドになってしまうのであまりオススメはしません。
細かいピッキングニュアンスにも素直に反応し、しかも単体でもブースターとしても使いやすく、汎用性の高いペダルです。
管理人も愛用中。
BD-2 ブルースドライバー レビュー・総評
世間の評判的にも大変人気度の高いオーバードライブペダルで、管理人も大好きなBOSSコンパクトエフェクターの一つです。
ちょっとウォームなキャラクターのため明るくザクザクしたサウンドには向かないのでそういったサウンドが良い場合はSD-1なんかがオススメですが…
ブルースドライバーなんて名前ながら全然ロックで使えますし、オーバードライブとしてもブースターとしても使い勝手の良いオーバードライブです。
(むしろブルースではあまり使われていません)
発売からすでに10年経った2015年現在でもBOSSのオーバードライブの中で一番売れているんじゃないでしょうか。
Keeleyなど色々なブランドでモディファイされており、またBOSS 技 – WAZA CRAFT – シリーズのベースに選ばれBD-2wとしても発売されています。
大抵モディファイモデルの場合はスイッチでサウンドバリエーションの切り替えが可能になっています。
モディファイではありませんが、JHSとコラボしBD-2とAngry Charlieを一体型にしたJB-2 Angry DriverもBOSSから出ています。
BD-2はゲインの効き幅が広いので音作りの幅にはさほど不満は感じませんが、もしシンプルなコントロールのためにサウンドバリエーションに不安がある場合は、こういったモディファイモデルも検討してみると良いでしょう。
ちょっと高価になのが難点ですけど……
販売期間・スペック・仕様
- 販売期間
- 1995年3月~現行
- 製造国
- 台湾製
- コントロール
- LEVEL、TONE、GAIN
- 接続端子
- INPUT、OUTPUT、ACアダプター
- 消費電流
- 13mA
- 対応アダプター
- PSA-100