JB-2 Angry Driver アングリードライバー

まさかの他社製エフェクターとのコラボで生まれた Angry Driver

BOSS JB-2 AngryDriver アングリードライバー イラスト

エフェクターメーカーJHSとのコラボで生まれたJB-2 Angry Driver

BOSS40周年を記念し、まさかの他社エフェクターとコラボしたBOSSコンパクトエフェクターが誕生しました。

主にMOD、カスタム系エフェクターを製作するJHS社の人気ディストーションペダル Angry Charlie とみんな大好き BOSS BD-2 Blues Driver が合体

爆誕、JB-2 Angry Driver

JB-2 Angry Driverのツマミ

JB-2 Angry Driverのツマミ。

JHSのAngry Charlieに合わせて完全に新しい形のノブパーツまで採用した模様。

型番はJHSの頭文字JとBOSSのBを取ったのでしょう。モデル名はそれぞれからそのまんま Angry と Driver を取ってくっつけ。

(以下JB-2、Angry Charlie、ブルースドライバーと表記します。)

発想、構造的にはSD-2に近いJB-2の特徴

歪みペダルを二つ合わせていたSD-2。

本機JB-2、全体の構造はBOSSから以前出ていた SD-2 Dual OverDriveと非常に似ています。

どちらも2台分の歪みがそれぞれ独立したレベル、トーン、ゲインツマミを持ち、本体のスイッチorリモートペダルでどちらを使うか切り替え可能。

(ちなみに2連2軸ポットの上側がAngry Charlieで下側がブルースドライバー。)

SD-2からJB-2で更に進化しているのは、Angry Charlieもブルースドライバーも同時にオンにできる点。

スイッチ切り替えによって順番・つなぎ方とオン / オフの挙動もコントロール可能で、

  • JHS > BOSS:Angry Charlie → ブルースドライバーの順つなぐ
  • BOSS > JHS:ブルースドライバー → Angry Charlieの順でつなぐ
  • BOSS / JHS:スイッチを踏んでブルースドライバー と Angry Charlieを切り替え
  • PARALLEL:並列ミックス

ブルースドライバーをゲインブースターとして使ったりボリュ―ムブースターとして使ったりできるわけです。

そして、普通につないだだけではできない並列ミックスのサウンドも楽しめます。

もちろんAngry Charlie、ブルースドライバー単体としても使えるのでモード切替で5つのサウンドバリエーションを楽しめるわけです。

ちなみにリモートペダルで切り替える時のことを考慮し、選ばれているモードはLEDインジゲーターでわかるようになっています。

それぞれ筐体の色にあわせブルースドライバーの時は青、Angry Charlieの時は赤、両方のオンの時は紫に光ります。とてもわかりやすくていい機能。(この辺りもSD-2と同じ。)

JB-2のディストーション&オーバードライブの融合によるサウンド

Angry Charlieはマーシャル系のサウンドを意識した、かなり深いところまで歪んでくれるディストーションです。

そしてブルースドライバーもオーバードライブながらまたディストーションか、ってくらい深く歪んでくれます。

そんなこんなで全体的なゲインの高さと歪みの深さはなかなかのもの。

ですが、どちらも軽くかけても無理なく良い音で歪んでくれますし、5種類のサウンドバリエーションも相まって音作りの幅はかなり広い点が魅力。

サウンドキャラクター的にはどちらも中音域を重視した音で、吸いつくような粘り感のあるギターロックにピッタリな歪み。

管理人個人的なオススメな使い方はBOSS > JSHモードでアングリーチャールズをメインの歪みにし、ブルーストライバーをブースターとする王道ロック系ディストーションとして使うこと。

まさにマーシャルJCM800を鳴らしているような、非常に気持ちよく鳴ってくれます。

ちょっと高い?むしろ安い!

本機JB-2 アングリードライバー、価格は一般的なBOSSコン2台分くらいとちょい高いですけど、2台分入ってることと音作り幅の広さを考えれば気にならないでしょう。

ちなみにJB-2の現在の価格の目安はこんな感じ。

むしろJHSのAngry Charlieは2万円台と結構お高いんです。

そんなAngry Charlieにブルースドライバーまで入ってると考えれば、JB-2はかなり安い。

本家JHS Angry Charlieの現在の価格。

唯一残念なところでいえば、3バンドイコライザー付きであるオリジナルのAngry Charlie(Ver3)に対し、本機JB-2はイコライザーがTONEの1バンドのみである点。

ツマミの内1つはスイッチだし3つは2連2軸ポットだし、さすがのBOSSコンでもちょっと無理ですわ…

JB-2 Angry Driver レビュー・総評

いやぁ、素晴らしいの一言ですね。普通に第一線でガシガシ使えるサウンドで実用性もあるし、汎用性も高い。

実のところ本機JB-2、他社のコラボとしてはFenderレジェンドシリーズに続き第二弾ながら、ガッツリ他社のエフェクターそのものとコラボするのはJB-2が初

(更にいえばJで始まる型番もBOSSコン初。)

初めての歪みペダルを買うんでオーバードライブとディストーションとで迷ってる初心者な方から、マーシャル系の王道ロック系ロキノン系ギタリストまで幅広く対応できる超優秀ペダルかと。

古くはオーバードライブっから近年ではループステーションまで新しいジャンルのエフェクターを世に送り出しているBOSSですが、さすがに新製品もある程度落ち着いた感はあります。

特にフランジャーとかフェイザーとか、現行品でもう十分過ぎる完成度なので入れ替える必要性も感じないし。そこにこういったコラボや技クラフトシリーズでマンネリ感を払拭する路線、とても好き。

次はぜひXtortion or PowerDriver + BigMuffのコラボで。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
2017月10月14日~現行
コントロール
LEVEL、TONE、DRIVE、MODE
MODE
JHS、BOSS、JHS|BOSS、J→B、B→J、PARALLEL
接続端子
INPUT、OUTPUT、REMOTE、ACアダプター
消費電流
50mA
対応アダプター
PSA-100

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