XT-2 Xtortion(エクストーション / ディストーション)

   2016/04/28

真っ赤なメタリック筐体がクールなエクストーション

BOSS_XT-2_Xtortion-エクストーションイラスト

真っ赤なボディーといいパンチを持つエクストーションさん

XT-2 Xtortionは、BOSSらしからぬダイナミックで豪快なサウンドを持つディストーションペダルです。

PW-2 パワードライバーと同時期に発売され、90年代当時流行していたスラッシュメタルのジャンルに合わせたサウンドキャラクターを持っています。

赤いです。とにかく赤いです。

BOSSでは珍しいラメ入りのメタリックレッドの筐体。かっこいいです。

XT-2ラメメタリック塗装の真っ赤な筐体

ラメ入りメタリック塗装の真っ赤な筐体がカッコいい

サザビーかジョニー・ライデンの赤って感じですね。

普通の三倍以上の歪みだと!?って言いたくなるくらい赤いです。

実際よく歪みます。

XT-2 Xtortionのサウンド

発売当時にはすでにメタル系のハイゲインペダルとしてMT-2 Metal Zone、通称メタゾーが存在していましたが、本機エクストーションはそのMT-2に迫るほどのハイゲインディストーションとしては登場しました。

ハイゲインながら音が潰れにくく分離のいいサウンドで、BOSSのディストーション特有のコンプ感がなく、かなり豪快でダイナミックに爆音を鳴らすことができます

変に音を整えない分奏者の気分でダイナミックにメリハリをつけられる点が特徴で、使ったことある人からは概ね好評。

販売実績は散々…そして短命

しかし悲しいかな、ぶっちゃけあまり売れませんでした。

販売期間1996年の8月~1998年12月とたった2年ちょい。超短命です。

通常の三倍のスピード販売終了となっています。

機動力を重視して装甲を薄くしすぎてしまったのかも知れません。

その短さは同時期に発売された兄弟機PW-2 Power Driverにはさすがに劣りますが、製造期間で言えばたったの1年と10か月

長らくBOSSコン歴代短命ランキング1位をPW-2が、2位を本機XT-2の謎ツマミ兄弟で占めていました。

ちなみにこの短命ランキング、DA-2 Adaptive Distortion(2013年2月に発売)が2014年4月に生産完了が発表され2位に食い込み、記録が更新されました。

本機XT-2は現在短命ランキング第3位です。(2015年9月現在)

販売台数もふるわずそれなりにレアなはずですが、その割には中古市場ではよく見かけるような気がします…

ずっと保有しておきたい!というほどのユーザーが少ないのでしょうか。

Xtortionは筐体の色のせいで目立つので印象に残っているだけかもしれませんが。

いいディストーションなのに、悲しいことです。

(と言いつつ、管理人も手放してしまいましたけど)

謎のPUNCHツマミ

ツマミは4つあり、LEVELとDISTがいつも通り両端に配置されています。

そして、このツマミがXtiortion最大の特徴

謎のツマミ、PUNCH

パンチです。

キック、キック、パンチのパンチです。

パンチを利かすということなのでしょうが…

結局具体的には音がどう変わるのかがちょっとイメージつかない。

もう一つ、CONTOUR。コンツァーと呼ぶらしい。コンターじゃだめなのかしら。

XT-2の取扱説明書よると、

PUNCH(パンチ):歪みに独特なハリを加える

CONTOUR(コンツァー):右に回すとマイルドに、左に回すとシャープかつボトムの効いた音になる

とのこと。

CONTOURは実際には中音域を中心にした音全体の調整ですね。

言葉ではちょっと説明しにくいのですが、よくあるMIDDLEツマミと違って中音域の輪郭をはっきりさせ、メリハリシャキッとさせるか、逆にシャープさを取り除いてボリュームを出すか、という感じ。

マーシャルアンプのMGシリーズなんかにも搭載されているツマミなので馴染み深い方も多いかもしれません。

しかし相変わらず謎なのはPUNCHツマミ。

音に独特のハリを与えるらしいのですが…

そんなことよりパッと見でPUNCHの意味が理解できるようなニュータイプ的な洞察力を、管理人に与えて欲しかったところです。

XT-2 エクストーション レビュー・総評

本機XT-2、コンツァーとパンチの二つのトーンツマミのためか、中音域が独特な印象です。

地味ですが、ギターの中音域ってかなり大事(と個人的には思っている)な要素なので、これを受け付けるかどうかで評価の別れるディストーションペダルかと。

ダイナミックな反応と豪快なサウンドを持ついいディストーションだと思うんですけどね。

そのツマミのわかりづらさとBOSSらしくない豪快なサウンドがBOSSの販売戦略のターゲット層からかけ離れていたがために短命に終わったのではないか、というのが通説です。

ツマミの名前さえわかりやすければもう少しは売れたのではないかと思わざるを得ない、不遇のディストーションペダルです。

前述の通り今では2位にDA-2が食い込んだため本機XT-2は第3位に転落しましたが、それまではかなり長いことPW-2とXT-2が短命ランキングの1位と2位を占めていました。

これに懲りてか、その後『 ? 』と思うようなツマミの名前は消えたように思います。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
1996年8月~1998年12月
製造国
台湾製
コントロール
LEVEL、DIST、CONTOUR、PUNCH
接続端子
INPUT、OUTPUT 、ACアダプター
消費電流
15mA
対応アダプター
PSA-100

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