OD-2 TURBO OverDrive(ターボオーバードライブ)

   2016/04/28

TURBOモードとTONEツマミにより進化したオーバードライブ

BOSS_OD-2-TURBO_OverDrive_ターボオーバードライブイラスト

OD-2 TURBO OverDriveは名機OD-1 OverDriveの進化系モデルです。

モデル名のオーバードライブではなくターボがつき、TURBOモードを搭載。

BOSSコンらしいナチュラルなオーバードライブサウンドだけでなく、よりハイゲインなサウンドを実現。

ある意味 DS-2 TURBO Distortionの兄弟機ですね。

また、OD-1にはなかったTONEツマミも追加され、TURBOモードと併せて音作りの幅が大きく広がりました。

一応販売期間は1994年11月までとなっていますが、1994年11月からはOD-2の改良型であるOD-2R TURBO Over Driveに切り替わっただけなので、実質の販売期間はもっと長め。

OD-2Rが1999年の7月までなので実質14年弱の販売期間です。

しかし販売期間が長い割に影が薄い…

併売されていたライバル機 SD-1 SUPER OverDrive がロングセラー過ぎるためでしょう。不遇な子です。

OD-1へのリスペクト

開発に関わった山田さんはBOSSの入社前からOD-1のファンだったそうで、OD-2の開発の担当を任された時、どうしてもOD-2でOD-1の音も出したくてかなり頑張ったそう。

防音室にこもってパーツの定数を微調整したり、回路を変えて見たり…

その音作りの期間は3か月にも及んだそう。

最終的に出来上がった時、OD-1の生みの親である久保さんに見せに行ったそうです。

(OD-2開発当時、久保さんはすでにBOSSにはいなかったのにわざわざ)

その時に得られた助言は、「 トーンの効きをもうちょっと強くせなアカンで 」だったそうです。

そんなアドバイスくらいしかないほど、OD-2のサウンドがOD-1の音色に肉薄していたってことですよね。きっとそうですよね。

TURBOスイッチのネーミング

開発秘話その2。

当初の計画ではOD-2のTURBOスイッチのモードのネーミングが I / II だったのをターボでパワーアップした感を出すためにON / OFFに変更したようです。

結局この後出るDS-2 TURBO Distortionではターボモードの表記は I / II になったんですけどね。

しかしDS-2よりも更にあとに出ることとなったOD-2の改良版OD-2Rも ON / OFF で、OD系のターボモードの表記は一貫しています。

OD-2はディスクリート回路設計

オペアンプICを使って設計したOD-1に反し、OD-2は完全ディスクリート設計で組まれています。

ディスクリートとはオペアンプICを使わずトランジスタやFETなどを使っての回路設計を言います。

IC自体が中にトランジスタやFETなど必要なパーツを詰め込んだ集積回路というもので、これを使えば設計がすごく簡単になるんですよね。

ICの周りにICを働かせるためのパーツを配置すればいいだけなので。

定数はそのICやパーツの数値で決められます。

が、ディスクリートの場合はIC内部の集積回路が果たしてくれる働きの分まで、1から全て設計をすることになります。

そのため、一般的にICを使った回路よりもディスクリート回路の方が高級で優れた回路とされています。

例えるなら、IC回路は内装だけ少し変えられる建売住宅で、ディスクリートはデザインから何まで全て1から造る完全オーダーメイド住宅といったところでしょうか。

その分開発の難易度が上がってしまう点とパーツ数が増えてしまうことが難点。

ですが、ディスクリート回路はノイズにも強くなり、IC内部の不要な回路を通らずに住むので回路が冗長にならず、また設計の自由度が増すメリットがあります。

OD-2 TURBO OverDriveのサウンド

前述の通り、基本的にはOD-1のサウンドを目指して造られており、TURBOモードOFF時はかなりナチュラルなオーバードライブ。

そしてTURBOスイッチON時はOD-1では出せないようなハイゲインなところまでカバーできるようになります。

…率直に申し上げます。1度だけ、しかもちょっとジャカジャカいじってみただけなので、あまり細かい音色のことはわかりません。

たいっへん!

申し訳ありません!

でもディスクリート設計だから高品位な音がするはずですよ多分きっと恐らく…

OD-2 TURBO OverDrive 総評

前機種であるOD-1やSD-1でICが使われている中、OD-2ではディスクリート回路を選択したのはやはり音へのこだわりがあったからでしょう。

そのこだわりぬいたOD-2やOD-2Rが廃番になり、ICを使ったSD-1が今でも愛されている辺り、こだわりが必ずしも報われるとは限らないようですが…

管理人もSD-1にあやかって、努力せずとも努力で成り上がってきた連中を蹴落とせるようなすがすがしいクズ野郎になりたいものです。

いやゴメンナサイSD-1だってきっと色々こだわりぬいてますよねゴメンナサイサーセンゆるしてかーちゃんうわああん。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
1985年8月~1994年11月
製造国
日本製・台湾製 両方あり
コントロール
LEVEL、TONE、DRIVE、TURBO
接続端子
INPUT、OUTPUT 、ACアダプター
消費電流
10mA
対応アダプター
ACA-100

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