HM-3 HYPER Metal(ハイパーメタル / ディストーション)

   2016/04/28

荒々しくワイルドな歪みが魅力のメタルディストーション

BOSS_HM-3_HYPER_Metal-ハイパーメタルイラスト

HM-3 HYPER Metalは、HM-2 Heavy Metalの後継機として登場したメタル系ディストーションです。

ネーミングはヘビーメタルからハイパーメタルに変更されていますが、機能上の変化は特に無し。

どうせなら何かハイパーな機能が欲しかったところですが…

HM-2とHM-3の間にMT-2 Metal ZoneとMZ-2 Digital Metalizerが登場しており、メタル系ディストーションとしては4機種目。

実を言えば海外合弁会社の意見により造られたもので、すでに発売され好調だったメタルゾーンとはまた違うサウンドキャラクターを持っています。

HM-3のサウンド

HM-3のサウンドはかなり粒が荒くワイルドなディストーションサウンドになっています。

ただ、深く歪ませてもノイズがそう目立たないのはさすがBOSS。

1991年に発売されたメタルゾーンがものすごい反響で、そのあおりを受けてか販売台数が落ちたHM-2の後継機種として登場した経緯もあり、HM-2よりもゲインは結構深め。

そのため、歪みの粒子の細かいMT-2とは正反対にかなり粒の粗いサウンドに仕上げられています。

ちょっと古いハードロックやヘビーメタル、いわゆるオールドスクール系のサウンドに最適なディストーションペダルといえるでしょう。

HM-3 ハイパーメタル レビュー・総評

腐ってもBOSSのディストーション、それなりには売れなくもなかったのですが、世間の評価はライバル機ともいえるMT-2 メタルゾーンの方に軍配が上がり、HM-3は発売から5年と少しで廃番に…

音楽シーンの移ろいの影響もあったと言えばあったのですが、やはりディストーションペダルとして超優秀なメタルゾーンと同時期にメタル系のディストーションとして出されても、勝ち目はありませんでした。

前身機種であるHM-2はなかなかヒットしていましたが、なにせメタルは進歩が速く、サウンドの流行り廃りの激しいジャンルですから。

その点、メタルゾーンは音作りの幅がかなり広いので、流行り廃りに影響されにくい部分があるんですよね。

メタル系ディストーションのくせにむしろ普通のロックでも問題なく使えますから。

それに引き換え本機HM-3は粒が荒くワイルドな歪みでオールドスクール系のハードロックやヘビーメタルに特化したサウンド。

流行が過ぎて新しいサウンドが求められるようになったときに、対応できなくなってしまったのでしょう。

そんなわけで、今時のメタルサウンドを出すには本機HM-3ではちょっと無理があるんじゃないかと。

全体的に野暮ったく感じてしまうかと思います。

ハイパーメタルなんて名前のハイパーって部分がもう、時代を感じちゃいますし。

反対に、こってりなオールドスクール系のサウンドが好きな人にはたまらないでしょうね。

ハーレーダビッドソンにハードボイルドなトゲトゲとモヒカン…

ハードボイルドな世紀末ロッカーにDNAレベルで刻まれた、ザ・HR / HMサウンドを得られることでしょう。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
1993年4月~1998年12月
製造国
台湾製
コントロール
LEVEL、DIST、COLOR MIX
接続端子
INPUT、OUTPUT 、ACアダプター
消費電流
12mA
対応アダプター
PSA-100

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