BOSS 初のデジタルファズ FZ-5 FUZZの3つのサウンドモードとBOOST

   2016/04/28

3つのサウンドモードのモデルとBOOST

BOSS_FZ-5_モードツマミとBOOST領域

BOSS FZ-5最大の特徴であるMODEツマミとGAIN BOOST

FZ-5の最大の特徴であり、サウンドと要となるのがファズの名機3種類から音を選べるMODE選択ツマミといえるでしょう。

どれもBOSSが誇るデジタル技術COSMにより忠実にモデリング・再現されています。

本記事では、そんな各モードのサウンド、ひいてはFZ-5のサウンドそのものと、これまたユニークなFAZZツマミのBOOST領域について解説します。

FZ-5の検討や音作りの参考になれば幸いです。

※FZ-5そのものの紹介記事は下記リンクよりどうぞ。

F FACEモード = FUZZ FACE

FZ-5のF(FACE)モードは、Dallas Arbiter社の名ファズ FUZZ FACEをモデリングしたサウンドです。

FUZZ FACE(以下ファズフェイス)といえば60年代後半のサイケデリックなロックサウンドを支えたファズの名機ですね。

歪みの深さ自体はそこまで深くもありませんが、ゲルマニウムトランジスターAC128を使った図太いサウンドで人気です。

FZ-5もそんなファズフェイスの特徴をよく捉えており、深すぎないゲインでありながら太く存在感のあるファズサウンドに仕上がります。

M MST FUZZモード = FZ-1A

FZ-5本体上でMと表記されたMST FUZZモードは、Maestro社の名ファズFZ-1Aをモデリングしています。

時折「 M=MuffのM 」だ!と主張される方を見かけますが、残念ながらエレハモのビッグマフのモデリングではございません。

オリジナル機ではゲルマニウムトランジスター2N2614を使用しており、AC128を採用しているFAZZ FACEとはまた違ったサウンドになります。

全体的に高音域が強調された音が特徴的

なお、MST FUZZモードを使っていると音の途切れや音が小さくなることがあります。

これは故障や不良ではなく、オリジナルのFZ-1A自体がそのような仕様だったのを忠実に再現したもの。

そのため、ゲインを調整するFUZZツマミがセンターよりも左、まりBOOSTをかけていないオリジナルサウンドの再現で音を出している場合にのみ起こります。

そういう仕様なのでご安心を。(説明書にも書かれています)

O OCTAVE FUZZモード = Octavia

OCTAVE FUZZモードはロジャー・メイヤーのOctavia(以下オクタヴィア)の音をモデリング・再現したモードです。

いわゆるオクターブファズってヤツで、1オクターブ上の音が重なって聴こえる面白い効果をもたらせます。

ロジャー・メイヤーのオクタヴィア自体はジミ・ヘンドリックスも愛用したことで有名。

そんなオクタヴィアをモデリングしたFZ-5のOモード、ジミヘンのサウンドを再現したい時に重宝すること間違いなしですね。

FAZZツマミのBOOST領域

ゲインとして機能し歪み量を調整するFAZZツマミですが、みてわかる通りセンターより右側半分、12時以降がBOOSTと表記されています。

既に説明した通りFZ-5は色々なFUZZのサウンドをモデリングで再現したサウンド。

ですが、FZ-5のFUZZツマミのセンターがモデルとなったオリジナルファズのゲインのMAXに当たります。

そこから更にFUZZを上げていくBOOST領域ではオリジナルにはない更に上の段階へサウンドを激しく変化させる、ってことですね。

ただ音の真似っ子、モデリングで終わらない辺りがBOSSらしいです。

まとめ

・F(FACE)はFuzz Faceの野太く存在感のあるサウンドを再現したモード

・M(MST FUZZ)はマエストロ社のFZ-1Aのトレブリーで特徴のあるサウンドを再現したモード

・O(OCTAVE FUZZ)はロジャー・メイヤーのOvtaviaのオクターブファズサウンドを再現したモード

・FUZZツマミのセンターを超えた部分はモデルとなったオリジナル機種よりも更に強烈なファズを得られるBOOST領域

ちょっと面白いことに本機FZ-5、FACE、MST FUZZ、OCTAVE FUZZのたった3つのモードのためにモードシールが付属しています。

(モードシール=本体の横に張るモード表)

といっても F=FACE M=MST FUZZ O=OCTAVE FUZZくらいとしか書いてないんですけどね。

そんなんより説明書に元になったモデルを書いてくれた方がよっぽど親切だろうと思いますけど、さすがに他社製エフェクターの名前を出せないのはしょうがないんでしょうね。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
2007年2月17日~現行品
製造国
台湾製
コントロール
LEVEL、MODE、FUZZ
MODE
F(FACE)、M(MST FUZZ)、O(OCTAVE FUZZ)
接続端子
INPUT、OUTPUT 、ACアダプター
消費電流
36mA
対応アダプター
PSA-100

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

スパムコメント対策として、日本語が含まれない投稿は無視されます。ご注意ください。