FB-2 Feedbacker/Booster(フィードバッカー・ブースター)

   2016/12/08

復活したフィードバッカーと万能ブースターのコンビネーション

BOSS_FB-2_Feedbacker-Booster_フィードバッカー・ブースターイラスト

フィードバッカーの復活とともにBOSSコン初のクリーンブースターとして発売されたFB-2

本機FB-2は、BOSSコンパクトエフェクター初のクリーンブースターペダルです。

しかも、マニアの間で評価の高い名(迷?)ペダルDF-2 Super FeedBacker & Distortionのフィードバッカー機能を搭載

BOSS_FB-2_フィードバッカー_ブースター

ちょっとニッケルっぽい色のパネルにラメがかったシルバー筐体がクールでカッコいいですね。

カラーリングがシルバーである理由は、機能の一つとしてブーストモードを持っていたFZ-2 HYPER Fuzzの名残ではないかという説があります。

特にBOSSが公言しているわけではないようで真偽のほどは確定しておりませんが、なんだかすごく説得力のある説のように思います。

確かにクリーンブースターペダルとしては初ですが、ブースター機能に関して言えばFZ-2が先輩ですから。

2000年以降に入ってから徐々に広まったブースターブームには若干乗り遅れた感もあります。

しかしそこはさすがBOSS、 ” ただのブースター ” ではないすばらしいブースターとして仕上げてくれています。

COSMの改良型デジタルDSP搭載

BOSS_FB-2_基板パーツ面

FB-2に搭載されたCOSMの発展系MDPプロセッサー

FB-2はBC-2 Combo DriveやST-2 Power Stackなどと同世代のDSPを搭載しています。

このDSP自体はベースはRoland・BOSSのデジタルモデリング技術であるCOSMをベースに改良したもの。

そう言うこともあって、FB-2を含めこの辺りのBOSSコンって基板上のパーツの配置なんかが全く一緒なんです。

現状管理人の手元にBC-2、ST-2がないため、写真を用意できず残念ですが…

(どなたかST-2、BC-2お持ちの方、中身の写真をご提供頂けると超助かります!)
BOSS_FB-2_基板はんだ面

FB-2は基板が赤い

そういえばFB-2って基板が赤いんですよね。

以前BC-2は開けてみたときに緑だったんでなんでかなー、って思ってたんですけど、もしかしたら発売時期が近かったFB-2とBC-2の基板の見た目が同じなので、製造上の混同を避けるためにFB-2の基板の色を赤にしたのかも?

FB-2のブースターとしての実力 広い守備範囲で色々な使い方ができる万能機

デジタルと聞くと嫌厭する方多いのですが、FB-2自体ただただ単純にブースターとして素晴らしい出来。

音に難がなく、4つツマミながら使い方も直感的にわかりやすい。

BOSSらしいとてもキレイにまとまったサウンドで、雑味もほとんど感じられません。

本来優秀なクリーンブースターはギター・ベース本来の音そのままにレベルを引き上げるのが目的なので、クセのなさが大事なんですよね。

デジタル嫌いな方はちょっと受け付けないかもしれませねんが、本機FB-2は本当にブースターとして優秀です。

ミッドブースターとしても使用可能なキャラクターツマミ

BOSS_FB-2_キャラクターツマミ

FB-2を超優秀たらしめるキャラクターツマミ

FB-2の何がすばらしいって、GAINに当たるBOOST LEVELとTONEだけでなく、CHARACTER(キャラクター)ツマミまでついている点。

このキャラクターツマミは左に回し切れば全体をフラットにブーストに、反対に右に回し切れば中音域だけを持ち上げるミッドブースターとなります。

ブースターとしての守備範囲を一気に広げる良機能で、無段階で調整できる点はさすが。

トーンツマミと組み合わせればあえてクセを付けることも可能。

本機FB-2であればまずブースターとしてやりたかったことのほとんどはできちゃいますから、音作りの幅はぐんと広がります。

欲しいブースターがカッチリコッチリ決まっている方ならともかく、初めてのブースターを買うけどどのモデルが自分に合うのかイマイチわからん、なんて方にはぴったりじゃないでしょうか。

フィードバッカーとしての機能

さて、管理人としてはある意味ここからが本題です。

本機FB-2はジャンルとしてはブースターペダルということになるのでしょうが、本機FB-2の真髄はブースターにあらず。

なんと、FB-2はブースター機能だけでなく、ペダル踏みっぱなしで疑似的にフィードバックを起こせるフィードバッカー機能も搭載しているのです。

(モデル名でわかるわっちゅー話ですけど)

ペダルを踏みっぱなしにするだけで簡単にフィードバックが起こすことが可能です。

フィードバック時はLEDインジゲーターが点滅するのもなかなか憎い演出。

(なお、疑似的なフィードバックとは言っても実際にスピーカーから出た音を利用するためヘッドフォン演奏時は対応してないとのこと)

このフィードバック機能を語るにおいて欠かせないのが、DF-2 SUPER Distortion / Feedbackerですね。

BOSS_DF-2_SUPER_Feedbacker_Distortion_スーパーフィードバッカー_ディストーションイラスト

BOSSコンパクトエフェクター 元祖フィードバックペダル DF-2

DF-2は既に廃番になった機種で、ディストーションにフィードバッカー機能を組み合わせたエフェクターでした。

その後、本機FB-2でフィードバッカーを復活するにあたって、ブースターと組み合わせてブースター&フィードバッカーとなっています。

今はディストーションペダルは結構バリエーション豊富ですからこれ以上増えてもしょうがないし、前と同じなのも芸がないという判断でしょうか。

今更出しても目新しさのないブースターに、隠れファンの多いフィードバッカーをつけたのはなかなかの名采配といえるでしょう。

FB-2 Feedbacker/Booster レビュー・総評

FB-2はブースターとしても優秀ですが、何よりBOSSならではの遊び心がフィードバッカーとして表れているいいエフェクターですね。

他社ではなかなか真似できない機能ですし、メイン機能としてブースターが用意してただの飛び道具ではなくエフェクターとしての実用性も確保されています。

いや、むしろフィードバッカーの方がメイン機能であると声を大にして言い切りたい。

にしてもフィードバッカーとブースターとの親和性・相性も悪くない。

もしフィードバック機能に飽きたとしても、BOSSらしい扱いやすくクセのない優等生なブースターがありますから、お蔵入りになることもないでしょう。

扱いやすいとかクセがないと書くと「 俺は没個性になんかならないゼ!他のにするゼ!ファズファクトリーばんざい!! 」となるのがエフェクター界では必定。

ですが、ブースターでクセがあるのはあまりオススメしないんですよ。

造りたい音が超具体的にハッキリ頭の中にあって、あえてクセのあるブースターを選ぶならいいのですが、ブースター自体が基本的に他のエフェクターやアンプあってのエフェクターなので、汎用性はかなり大事です。

その点本機FB-2はクセは少ないながら、キャラクターツマミのお陰で守備範囲が広く、色々なサウンドや使い方にマッチします。

残念ながら発売からそう長くは持たず、2015年に廃番になってしまったのが残念ですね。

10年弱もったDF-2に比べ大分短命。

次にフィードバッカーペダルが出るのはいつになることやら…

フィードバッカーのファンとして買い支えたというのに…

好きな機種だったのでぐだぐだと長くなってしまいましたが、最後に言いたいことは欲しい機種があるわけではないけどブースターが必要な方には、本機FB-2をオススメしたいってこと。

中古で見かけたらぜひ一度試してみてください。

フィードバッカーなんて超面白い機能もついていて、オモチャとしても優秀ですから。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
2011年11月発売~2015年5月頃
製造国
台湾製
コントロール
BOOST LEVEL、TONE、CHARACTER、FEEDBACK
接続端子
INPUT、OUTPUT 、ACアダプター
消費電流
45mA
対応アダプター
PSA-100

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