DM-2W Delay WAZA CRAFT(アナログディレイ・技クラフト)

   2016/07/20

過去を振り返らないBOSSの、まさかのフルアナログディレイDM-2W

BOSS_DM-2W_Delay_技クラフト_ディレイ_イラスト

アナログディレイの名機BOSS DM-2が、技クラフトシリーズとして現代に復刻

本機DM-2WはBBD素子を使ったアナログディレイの名機、DM-2をBOSS自らモディファイし、再販したフルアナログディレイペダルです。

技クラフトシリーズの第一弾として発表・発売されたのは本機DM-2WのほかにSD-1W SUPER OverDriveとBD-2W Blues Driverがありました。

が、もし本機DM-2Wがラインナップになかったら技クラフトシリーズ自体、そこまで話題にならなかったのではないでしょうか。

なんせ、「 過去は振り返らない 」として今まで原則廃番品の復刻は認めてこなかったBOSSが名機DM-2 Delayを復刻してきたのですから。

(技クラフトシリーズはセルフモディファイだからセーフとかいう論理なのかもですけど)

今まで例外として復刻が認められたDS-1以外では例のないことだったので、技クラフトシリーズが発表された当時は楽器屋業界内でもちょっとした話題になりました。

というかDM-2W自体がそれ程、人気のある機種ってことなんですよね。

なんせDM-2や後継機種のDM-3が出た1980年台当時も、DM-3よりもDM-2の方が人気でしたし。

そんなDM-2を当時と同じくBBD端子を使ってフルアナログディレイとして復刻させたのですから、そりゃBOSS好きとしては「 こりゃあスゴイ 」ってほくほくしちゃうわけです。

カスタムモードでディレイタイムが最大800msに!

先にも言った通り、本機DM-2WはBBD素子まで使ってフルアナログディレイです。

S(スタンダード)モードではオリジナルのDM-2と同じくディレイタイムは20ms~300ms。

が、スゴイのはここから。

技クラフト化で追加されたカスタムモードでは最大800msものディレイタイムを実現。

これは世界初・BOSS初のコンパクトデジタルディレイであるDD-2やその後継機にして現行品DD-3と全く同じディレイタイムです。

オリジナルとの違いはそれだけでなく、エクスプレッションペダルによってRATEツマミ(ディレイタイム)を調整することができるように。

演奏中にリアルタイムにうねうねディレイタイムいじると結構面白い音になって楽しいですよ。

(INTENSITYの方をいじれれば発振もコントロールできるようになってそれはそれで楽しかったのではないかと思う。ちょっと残念)

また、原音とディレイ音をそれぞれ分けて出力できるDIRECT OUTも備えており、より空間的に広がりのあるサウンドを出すことができるようになりました。

DM-2Wのツマミの意味・効果

ちなみに本機DM-2W、昔のディレイの復刻なので最近はツマミにちょっと見かけない名前がつけられています。

一応使い方というかDM-2Wのツマミの効果をざっくり説明しておきます。

・REPEAT RATE:ディレイタイムの調整するツマミです。今どきの機種とは逆で、右に回すとタイムが短くなる点に注意。

・ECHO:ディレイ音の音量レベルと調整するツマミです。現行のデジタルディレイ DD-7 Digital DelayのE.LEVELと同じようなツマミです。

・INTENSITY:フィードバック回数を決めるツマミです。DD-7のF.BACKツマミと同じ。

DM-2W 技クラフト ディレイ レビュー・総評

まさかDM-2Wが新品として、しかもパワーアップした状態で入手できるようになるなんてビックリした人も多いのでは。

しかも本機DM-2Wは意外と安価で、島村楽器さん価格で18,360円。

最大ディレイタイムが同じであるDD-3が17,280円であることを考えるとコストパフォーハンス抜群です。

本機DM-2WのせいもあってDD-3の販売数、かなり減るのではないでしょうか。

(価格は2016年7月現在)

オリジナルのDM-2も含め多くのアナログディレイを世界から葬り去った世界初のコンパクトサイズデジタルディレイ、DD-2の流れを色濃く汲むDD-3。

そんなDD-3がパワーアップして現代によみがえったフルアナログディレイDM-2Wによって駆逐される(かどうかはどもかく)なんて、なんだか壮大な物語みたいなお話ですね。

サウンド面ではやはりアナログディレイはデジタルディレイに比べ繰り返した音が劣化する部分が多く、ハイファイなサウンドとしては使いづらい面もあるかもしれません。

しかし、アナログディレイならではの暖かみのある音が欲しい方には本機DM-2Wをオススメします。

っていうか、管理人がこれからディレイ買うなら間違いなくDM-2Wにしておきます。

フルアナログのディレイなんてロマンがあって良いではありませんか。

この辺りは真空管に似た感もありますね。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
2014年9月30日発売~現行品
製造国
台湾製
コントロール
REPEAT RATE、INTENSITY、ECHO、MODE
MODE
S(スタンダード)、C(カスタム)
接続端子
INPUT、OUTPUT、DIRECT OUT 、ACアダプター
消費電流
35mA
対応アダプター
PSA-100

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