DC-2 DimensionC(ディメンションC・コーラス?)

   2016/04/28

ツマミが一切ない不思議系モジュレーションペダル DC-2

BOSS_DC-2_Dimension_ディメンションCイラスト

DC-2 DimensionCは、コーラスに似た効果を得られる不思議系モジュレーションエフェクターです。

つまみは一切なく、ボタンが四つ並んでいるだけの超シンプルなペダル。

今は懐かしいラジオやら扇風機やらで使われるようなスイッチで、どれか一つボタンを押すと他のボタンは戻ります。

現在では100を超えるBOSSコンパクトエフェクターの中でもこのスイッチが採用されたのはDC-2だけ。

なお、どのボタンも押していない状態では一番左のモード1になるように設計されています。

DC-2のベースモデル、Roland SDD320 DIMENSION D

ちなみに、DC-2自体は元々Rolandから出ていたラック式アナログエフェクター SDD320 DIMENSION Dをベースにコンパクトエフェクター化したもの。

SDD-320について詳しくは、DTM音響機器レビューさんへ。上記リンクよりどうぞ。

SDD320には複数のボタンを同時押しできる裏ワザがあり、4つのボタンの組み合わせからサウンドバリエーションが結構たくさんあったのですが、残念ながらDimensionCでは同時押しの裏ワザが使えずサウンドバリエーション4種類のみ

説明書には『 壊れちゃうから同時押しはやめちくり~ 』的なことが書いてあります。

DC-2はボタンの同時押しはNG

DC-2はボタンの同時押しはNG

どうせなら公式で同時押しも有りにすればよかったのに、なんて残念に思っちゃいます。

DC-2のパクリモデル

コスパが高いことで有名なBEHRINGERから CC300 CHORUS SPACE-CというDimensionCと同じようにツマミはなくスイッチが4つ並んだレイアウトの丸パクリのエフェクターが出ています。

BEHRINGER CHORUS SPACE-C CC300

BOSSのディメンションペダルDC-2のまるパクリ、BEHRINGER CHORUS SPACE-C

ちなみに、DimensionCの後継機種DC-3の機種名は Digital Space-D

いくらなんでもこれはやり過ぎな気がしますよBERINGERさん。

ちなみに、BEHRINGER CC300は、本家のDC-2でもできないスイッチの同時押しができます。

なんとこのCC300、AMAZONのモジュレーション系エフェクターランキング1位みたいです。しゅ、しゅごい…

異様に安いので、ディメンションの音をちょっと試してみるオモチャとして悪くないかも?

DimensionCのサウンド

さて、ディメンションなんてエフェクター名じゃ効果がいまいちわかりませんよね。

ここで、島村さんのDC-2の紹介動画にあった文章を引用してみましょう。

効果や原理はコーラスに似ているのだが、独立した2系統のコーラス回路を内蔵し変調感の少ないコーラスを得れるように設計されている。

音の広がりや立体感は非常に強く、アルペジオプレイ等に絶大な効果を発揮する。

ここに書いてある通りディメンションCはエフェクターのジャンルとしてはコーラスに分類できます。

が、Chorusの名を冠していないことからもわかる様にキャラクターは少し違います。

実際サウンドはコーラスに似ているんですけど、音が揺れないんですよね。

どうしても若干は揺れてしまうようですが、その微妙な揺れもまたいい味付けになっています。

コーラス自体もある意味ではフランジャーの上品バージョンみたいな感じもありますが、ディメンションはそのコーラスを更に上品にしたようなイメージだと思って頂ければわかりやすいでしょう。

もともとコーラス自体同じモジュレーション系の中ではフェイザーやフランジャーに比べれば定食についてくる漬け物くらいのあっさり具合ですが、ディメンションは浅漬けって感じで超あっさりです。

音に立体感を持たせながらも、かなりスッキリさわやかな印象。

コッテリなエフェクトが欲しい人にはちょっと物足りないかも知れません。

なお、本機DC-2はステレオアウト付きなので、ここぞという時にDC-2をかけて二台のアンプから音を出すという使い方ですごく映えると思います。

ノイズリダクション入り

DimensionCはコーラス回路を二つ形成するため、贅沢にも遅延素子を2つも使っています。

しかもノイズリダクションまで入れてある豪華仕様

というのも、実はDC-2は設計上二つの遅延素子の距離が近すぎて干渉し合い、チュッ、チュッとネズミの鳴き声みたいなノイズが出てしまったのだそう。

二つの遅延素子の距離を離せば解消するノイズでしたが、ラックエフェクターだったものをコンパクトエフェクターの筐体に入れているため色々と制約が多く、どうしても距離を話すのが無理だったんだとか。

そのため、ノイズの対症療法としてノイズリダクションを入れているわけです。

ちなみに後継機種のDC-3は完全デジタル設計になってノイズ問題は解消し、ノイズリダクション回路は入っていません。

DC-2 DimensionC レビュー・総評

DC-2 DimensionC自体サウンドも現代でも全然使えるレベルで、その個性的なルックスも相まって地味に人気の高いモデルです。

実は管理人はコーラスはBOSSよりもエレハモのスモールクローン派ですが、ディメンションはかなり好きですね。

普通のコーラスとはまた違った面白味があります。

確かにアルペジオやフィンガープレイにも合うと思いますが、特にクセがないのでどんなジャンル・場面にでも合わせやすい良いエフェクターかと。

見た目が可愛いのもいいですね。

しかし管理人が好きなBOSSコンパクトシリーズは短命という…

何故なのか…

DC-2の唯一の難点としてはプリセットされた4種類の音しか出せずサウンドバリエーションは少ないことでしょうか。

その分アレコレ細かいことに悩まずに済むので、シンプルで扱いやすいとも言えるエフェクターですね。

後継機種のDC-3は他のコンパクトエフェクター同様につまみをつけて各パラメーターを無段階で調整できるようになっていますから、実戦的な意味ではこちらDC-3の方がいいかもしれません。

販売期間・スペック・仕様

販売期間
1985年11月~1989年1月
製造国
日本製
コントロール
MODE
MODE
1、2、3、4
接続端子
INPUT、OUTPUT【A】、OUTPUT【B】 、ACアダプター
消費電流
30mA
対応アダプター
PSA-100

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